宮古島釣好会は宮古島でタマンやガーラ(ロウニンアジ)などの大物釣りを中心に釣りを楽しむメンバー12人で結成されたクラブ。発足から4年目を迎える。
15日はクラブの下地雅輝さんと与那覇翔吾さんの2人が夕方から宮古島沖に位置する通称沖西防波堤に渡った。日が暮れてからしばらくはアタリもなく、午前0時を過ぎてから54センチと47センチのタマンがポツポツと釣れていた。その後はタマンのアタリもなくなり、うっすらと空が明るくなってきた。ダツの切り身とカツオのハラゴーを抱き合わせて6号竿(ざお)の針に掛けて投げ込んでいた。午前5時30分、いきなり海に向かって突き刺さるように曲がり、リールからすごい勢いでラインが引き出された。急いで竿を取り、アワセを入れると驚いた魚はさらに勢いを増して走った。その走りから大型のガーラだと確信した与那覇さん。ラインはPE10号、リーダーとハリスはナイロン40号と大物ガーラ対応の仕掛けなのでドラグを強めに締めて応戦した。今にも海に引きずり込まれそうな強烈な引きに必死で耐えた。約20分間の死闘の末、足元に姿を現したのは131センチ、27・7キロの大物ガーラだった。下地さんがギャフを掛け、2人がかかりで防波堤に引き上げた。これがこのクラブの中ではガーラの最重量記録になる1匹となった。メンバーたちはこれを上回る30キロ超えを釣ろうと燃えている。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)