県教育委員会は21日、新型コロナウイルス感染症防止のため12日から一部の県立高校で実施している臨時休校を解除し、24日から通常登校にすると発表した。浦添、那覇地区では新規感染者数が落ち着いていないとして、県立高校の1、2年生は分散登校とし、3年生は時差登校と短縮授業を継続する。同地区の特別支援学校は全学年、分散登校とする。
通常登校となる県立高でも、公共交通機関を利用して登下校する際の感染リスクが高い場合、時差登校し、授業を短縮する。特別支援学校は重症化しやすい基礎疾患がある幼児や児童生徒が通うため、状況に応じて臨時休校や分散登校を実施する。県立中は通常登校となるが、併設する県立高校の対応によって分散登校や
授業を短縮する場合がある。
学校再開に当たっては、学校でのクラスター(感染者集団)発生を回避するため、各学校は児童生徒の家族に感染者が出た場合や濃厚接触者となる可能性が高い場合、登校を控えるよう保護者に依頼する。
金城弘昌県教育長は「感染リスクを可能な限り低減しつつ、教育活動を維持したい」とコメントした。名護以北と久米島、宮古、八重山地区の県立高校は17日以降、通常登校となっている。