平敷屋朝敏の没後286年、王朝時代の和文学者しのぶ うるま市で催し


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参加者の集合写真=15日、うるま市平敷屋の平敷屋タキノー

 【うるま】琉球王朝時代の和文学者、平敷屋朝敏の没後286年を偲(しの)ぶ会が15日、平敷屋朝敏が水不足を解消するために掘り出された沖縄県うるま市の平敷屋タキノーで開かれた。主催は、平敷屋朝敏の随筆「貧家記(ひんかき)」を研鑽しているグループ「貧家記研究会」と、地域ボランティアの「ひっかしれー」の共同。ひっかしれーとは、与勝半島で使われていた「酒を飲みなさい」と、はやす意味のしまくとぅば。

 参加者全員で黙とうした後にひっかしれーの西田一雄会長と、貧家記研究会の西銘郁和会長による琉球古典音楽「十七八節」も奉納
演奏された。献杯後に松井美代子さんが詠んだ朝敏への琉歌を参加者全員で詠み上げた。 (喜納高宏通信員)