沖縄県内のリベンジポルノ被害90件 若年女性中心に15~19年に県警相談 交際相手の加害が半数超


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 元交際相手の裸や下着姿の写真・動画をインターネット上などに流出させるリベンジポルノに関し、2015年から19年までの5年間で県警に寄せられた相談が90件だったことが、22日までに県警人身安全対策課のまとめで分かった。相談者の約9割が女性で、20代以下は約6割だった。若年層の女性が被害を受けている実態が明らかになった。

 被害者は女性が84人で、男性は6人。年代別では20代が37人(41・1%)と最多で、30代は21人(23・3%)、10代は19人(21・1%)と続いた。40代以上は13人(14・4%)だった。被害者と加害者の関係は、交際相手(元交際相手も含む)が49人(54・4%)、知人・友人(インターネット上のみの関係)は16人(17・8%)、配偶者(内縁、元配偶者を含む)は5人(5・6%)。相談内容(重複あり)では「画像を公表すると脅された」が43件、「画像を所持している、撮影された」が25件、「画像を送りつけられた」が18件、「画像が公開された」が12件。

 リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法は2014年11月に施行された。同法の違反で、県警はこれまでに20代男性と40代男性を摘発している。2人とも被害女性の元交際相手だった。

(長嶺晃太朗)