八重山漁協所属のマグロはえ縄漁船「博丸」(乗組員4人)が転覆し、60代の船長ら男性3人が不明となった事故について、第11管区海上保安本部は26日、漁船が見つかった海域周辺などを捜索したが、発見に至らなかった。巡視船や航空機、八重山漁協所属の漁船19隻などが捜索した。
救助されたインドネシア国籍の男性乗組員から聞き取りした11管によると、船長が最後に八重山漁協に連絡した約30分後の22日午後5時ごろ、漁船が転覆した。転覆直後、救助された男性はブイにつかまって浮いている乗組員2人の姿を確認したが、1分ほどで流されて姿は見えなくなったという。24日、漁船は宮古島西の沖で転覆した状態で発見された。
27日は波が収まり次第、船が発見された位置付近での潜水捜索などを行う。