沖縄本島北部でシークヮーサーの原因不明の立ち枯れ被害が広がっているとして、生産農家や加工事業者などでつくる「県シークヮーサー加工事業協同組合」(與那覇修理事長)は26日、県と県議会に対して原因究明と研究予算の確保などを要請した。
立ち枯れ被害の要因は、カミキリムシなどの食害や病原菌による可能性が指摘されているが、明確な原因が特定されていない。要請行動で同組合の湧川英男副会長は「被害が拡大化、長期化すると県経済にも多大な影響を及ぼす」と指摘した。
(1)被害実態の把握と原因究明(2)プロジェクトチームを立ち上げ、研究予算と人員を確保(3)生産回復に向けた振興計画策定と緊急支援策―を求めた。
県の長嶺豊農林水産部長は「複合的な状況があるので、どういう形で起こっているのかを含めて原因究明を徹底したい」と応じた。