「紫」伝説のライブを再現  変わらない熱い演奏が有料配信される


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 今年結成50周年を迎えたロックバンド「紫」の「’75 8・8 ROCK DAY」45周年記念生配信ライブ(主催・沖縄市、ミュージックタウン音市場、7th Heaven Entertainment)が8日、沖縄市のミュージックタウン音市場で実施された。当初は配信と観客を入れてのライブを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、無観客での有料配信のみになった。ライブは3部に分かれ、オープニングアクトを8―Ballが務め、2部で「Classic紫」、3部で紫が演奏を披露した。 (青山香歩)

一夜限りの熱いステージを繰り広げる紫と8―Ballのメンバー=8日夜、沖縄市のミュージックタウン音市場

 「’75 8・8 ROCK DAY」は1975年に大阪万博記念公園で開催され、紫が県外で初めて出演したロックイベント。紫はこのライブのとりを飾り、全国に名前を響かせた。今回のライブでは故城間俊雄が「’75 8・8 ROCK DAY」で実際に使っていたベースを偶然見つけ出し、演奏に使用した。

ロックバンド紫の(左から)比嘉清正、下地行男、ジョージ紫、宮永英一、照屋クリス、新崎裕人

 当時のセットリストを45年ぶりに再現するため、この日限りの「Classic紫」を結成した。普段はドラム担当の宮永英一がボーカルを担当し、ジョージ紫(キーボード)、比嘉清正(ギター)、下地行男(ギター)の当時のメンバーに加え、Ray(ベース)とLeon(ドラム)が参加し、特別なライブを演出した。

 第2部で「Classic紫」が登場した。「Devil Woman」から始まり、「Do What You Want」「Lazy」「Highway Star」などいまだ変わらない熱い演奏で画面越しのファンを魅了した。

 ライブのとりには、8―Ballと紫の特別セッションで「Smoke on the water」を演奏した。9人がステージに立ち、圧巻のパフォーマンスでライブの幕を閉じた。