「届かない人たちの声聞いて」 SDGs指針に43団体が意見交換 万国津梁会議


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SDGs万国津梁会議前に行われたオンラインのステークホルダー会議=26日

 持続可能な開発目標(SDGs)に関する万国津梁会議(委員長・島袋純琉球大教授)の第4回会議が26日、オンラインで開かれた。沖縄県に提案する実施指針案の作成がテーマで、会議に先立ち、広く県民から意見を集める初のステークホルダー会議がオンラインで開かれた。県の「おきなわSDGsパートナー」登録団体が実施指針案について意見を交わし、ICT活用や女性の能力強化、性的多様性などを盛り込んでほしいとの要望が出た。

 ステークホルダー会議にはパートナー61団体のうち43団体が参加した。会議では「さらに声が届かない人たちの声を聞いてほしい」「一般の人には分かりづらい」「SDGsの認知度が上がらない」など課題の指摘もあった。万国津梁会議ではこれらの意見を受けて次回のステークホルダー会議は中高生を対象とし、幅広く意見を集める。

 実施指針案には、県や地域が進めるSDGsの基本理念や優先課題を盛り込み、9月に暫定版として玉城デニー知事に提出する。その後も目標の進捗(しんちょく)や社会の変化に応じて見直す。