沖縄平和賞にJANIC 東京のNPO、アジアの貧困対策を後方支援


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
本木恵介・JANIC理事長(JANIC提供)

 県は28日、アジア太平洋地域の平和構築や維持に貢献している個人・団体に贈る「沖縄平和賞」の第10回受賞者を東京都のNPO法人国際協力NGOセンター(JANIC、本木恵介理事長)に決定したと発表した。沖縄平和賞は2002年に創設され、2年に1度贈られる。

 JANICは、1987年にNGO間の情報共有と社会への発信力強化のため「NGO活動推進センター」として設立された。現在、正会員として101団体が加盟し、フィリピンやカンボジアなどアジア太平洋地域で紛争や貧困、環境破壊などの社会課題解決に取り組むNGOの後方支援をしている。

 選考委員会(小宮山宏委員長)は、選考理由に「アジアを中心として地球規模の貧困や環境問題に取り組む日本のNGOの活動を長年にわたって支え、世界の平和と人間の安全保障の実現に貢献してきた功績がある」ことなどを挙げた。

 授賞式は、10月27日に那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれる。