県医師会は28日、県庁記者クラブで会見を開き、新型コロナウイルスの感染防止を呼び掛け、31日からの旧盆行事を縮小するよう求めた。安里哲好会長は「親族間でのあいさつ回りが活発になる。世代間交流がなされることで、高齢者の感染者が増加することを強く心配している」とメッセージを発した。
7月末から急速に拡大した感染の中心は20代や30代の若者だったが、約2週間後には高齢者に広がった。大勢が集まる飲食の場や家族内感染などの事例もあり、高齢者の死亡も続いている。
宮里達也副会長は「(集まるのは)仏壇を管理している家族だけにし、線香を上げるのもさっと済ませてほしい」と訴えた。安里会長は「感染者が増えることで救急医療などに影響を及ぼしている。若い方々から高齢者への感染を予防することが重要だ」と話し、高齢者との接触機会を減らすよう求めた。