県は28日までに、台風時などでの避難所開設の際、新型コロナウイルス対策を実施するよう県内市町村へ通知した。7月1日付。事前準備として感染予防に必要な物資の備蓄や住民が避難する際、マスクや手指消毒液などの持参を呼び掛けること、衛生管理担当の配置や巡回を検討することを求めた。
実際の災害時は「3密」を避けるために十分なスペースの確保や換気の実施、避難者や職員の健康管理の確認を求めた。
玉城デニー知事は会見で県民に向け、マスクや手指消毒液などの用品をできるだけ自ら携行することと、発熱症状のある人は避難所の受付で申告することを呼び掛けた。
その上で、「台風シーズンはまだまだ続く。避難が必要な人はためらわず避難してほしい。避難所の感染防止対策についての理解と協力をお願いしたい」と話した。