コロナ禍でも「舞台立ちたい」合同発表会 宮古高の軽音、ダンス、フラ部が披露


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夕日を受けて舞う宮古高校フラ部のメンバー=宮古島市荷川取漁港野外ステージ

 【宮古島】新型コロナウイルス感染拡大の影響で各種イベントが中止される中、発表の場を持とうと、沖縄県立宮古高校のフラ部・ダンス部・軽音楽部合同の発表会がこのほど、宮古島市荷川取漁港野外ステージで行われた。

 フラ部は昨年、福島県いわき市で開催された全国高等学校フラ競技大会・フラガールズ甲子園に沖縄県から初出場した実力派。出場校26校中8位入賞を果たした。今年はさらに上位入賞を狙い練習に打ち込んでいたが、コロナ禍で中止が決定し目標を失っていた。

 舞台に立ちたいという思いを断ち切れない部員らの望みをかなえようと、外部コーチの上里亜紀子さんが同校の文化系部活に呼び掛けて合同発表会が実現した。

 フラ部はフラガールズ甲子園で踊る予定だった「This is Kauai」など4曲を披露、ダンス部と軽音楽部も日頃の練習の成果を熱演した。会場の高校生や父母らは熱気あふれるステージに盛んな拍手を送っていた。

 フラ部の長濱幸夢(こゆめ)部長は「甲子園に出られなかったことは悲しいが、3年間の成果を島の皆さんに見てもらえてうれしく思う」と喜び、声を弾ませた。

 会の司会は放送部、写真記録を写真部が務め、陰で支えた。
 (與那覇淳通信員)