7月失業率改善3.2% 県統計 6月から0.4ポイント減少


社会
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 県統計課が1日に公表した7月の労働力調査によると、完全失業率(原数値)は3・2%で今年6月から0・4ポイント減少した。失業率の改善は、新型コロナウイルスの感染が広がった4月以降初めて。

 完全失業者数は2万4千人(前年同月比で3千人増)で今年6月に比べて3千人減少した。完全失業者のうち、求職理由別では自己都合が1万人(同1千人減)と最も多く、次いで勤め先の都合が6千人(同3千人増)と多かった。休業者は2万6千人と今年6月より7千人減少した。

 就業者数は72万5千人(前年同月比7千人減)と今年6月から7千人増加した。産業別では製造業(同22・9%増)や宿泊・飲食サービス業(同20・4%増)などで増加した。一方、農・林業(同22・6%減)、情報通信業(20・0%減)、金融・保険業(13・3%減)などでは減少した。

 就業者のうち、雇用者は64万人で前年同月比6千人減と8カ月ぶりに減少した。雇用形態別では正社員が60・8%、非正規が39・2%を占めた。雇用者は全体として減少したが、非正規のうち、派遣社員は前年同月より8千人増加した。