下地イサムと新良幸人が出演するライブ「第5回 新意地(アライズ)豊年祭 遠隔・収穫・どこかくねん!とにかくやります生配信企画!」(沖縄市・ミュージックタウン音市場・アライズ主催)が8月26日開かれ、無観客ライブを同会場から生配信した。下地と新良の独演のほか、2人のユニット「ザ・サキシマミーティング」の島風を感じる歌声が融合した。ゲストと踊りやダンスなどを披露し、エンターテインメント性豊かなライブを届けた。
幕開けに新良が「鷲ぬ鳥節」を歌い、平敷勇也が厳かに舞った。下地は、亡くなった幼なじみとの思い出を故郷宮古島の情景と描いた「オーイン(まだ追えない)」など3曲を聴かせた。新良は「白保節」「繁昌節」など4曲を披露し魅了した。
松田一利と村吉茜が「女恋心」「デンスナー節」を歌った。2人の演奏で下地と新良、平敷らが「マミドーマ」と「漲水のクイチャー」を和やかに踊った。ラテンユニット「Soluna」はステイホーム期間中に創作した体操「やーぐまい YAH!GOOD MIND!」を、下地と新良と一緒にリズミカルなダンスで舞台を盛り上げた。
トリは「ザ・サキシマミーティング」が、2017年に発売したセカンドアルバム「THE SILENCE OF SAKISHIMA」(ザ・サイレンス・オブ・サキシマ)の収録曲を中心に全5曲を奏でた。「松原ユンタ」では優しく響くメロディーと交互に掛け合う歌詞が引き付けた。太平洋の沖合でマグロ漁に向かう海の男に敬意を表した歌「旗波」や、「百夜」などを披露。出演者全員でサキシマミーティングの名曲「夏至南風(カーチパイ)」で締めくくった。
配信の進行の間にRBCiラジオで放送している下地と新良の番組「ズミーファイユー」の人気コーナー「スナック・母子手帳」の実写版コントを配信。生配信では後半途中に映像が途切れるトラブルが生じた。当日に途切れた映像をユーチューブで限定公開したほか、一部映像と写真を編集した動画を後日、視聴者に配信した。
(田中芳)