配信ライブ「ぼくらは強い」「ファンが上等!ならやる」 下地イサム・新良幸人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
幕開けに新良幸人(右)の地謡で「鷲ぬ鳥節」を踊る平敷勇也

 無観客配信ライブ「第5回 新意地豊年祭」に出演した下地イサムと新良幸人が公演後、配信ライブで感じたことや、ライブへの思いを語り合った。

 新良 配信で「マミドーマ」と「クイチャー」をすることになった。宮古と八重山の芸で余興ができるというのは強みがある。威張っている意味じゃなく、僕らはすごく強いなって。ちゃんとできる芸能があるなと、今一度思い出すことができた。

 下地 (新型コロナウイルスの感染拡大で)毎年恒例の豊年祭や出演を予定していたものが全部なくなり、自分自身がなえそうになっていった。音楽を届ける立場にいるのに、なえている場合じゃないと。

 新良 一番つらいのは、行けるけど行けないという状況に皆、すごく悩んでいると思う。どうやって向き合ったらいいのかなって。

 下地 お客さんがじかに見られなくても、配信で喜んでくれているかと思ったら興奮した自分がいたし、久しぶりのステージで一生懸命歌っているうちに、元気になった。祭りは皆、奮い立つし、今までの嫌なことを一瞬でも忘れる時間がある。僕らが提供しようとは思ってもいないけど、今日の「マミドーマ」とか、やったことがないことしてたら自分たちがこんな風になると。

 新良 「めちゃくちゃ上手だった!」。僕たちは一生懸命書いた曲で誰かを元気づけたい、勇気づけたいとは一度も思っていない。一番必要なのは愛嬌(あいきょう)。僕たちがもともと持っている、これは許すけど、これは駄目というあの愛嬌(あいきょう)を忘れたら駄目。へたくそがいっぱい頑張ってるなってふっと笑ってくれるとか。そういう頑張りすぎて声出てないみたいな所も全部含めて。

 下地 興奮状態ですごい気持ちいいというのを味わったから、お客さんの前でライブができなくても、配信でやれたらいいと思う。

 新良 ファンが上等!またやってと言われたらやる。コロナと関係なくそういうライブの在り方もあると気づいた。


島風、歌声とともに配信 下地・新良ら無観客ライブ
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1185312.html