【浦添】浦添市屋富祖の宮城珠算学校(宮城忍人校長)に通う浦西中1年の宮城琴音さん(12)はこのほど、全国珠算教育連盟主催の「第398回段位暗算検定試験」を受け、満点合格で最高段位である10段を取得した。琴音さんは「10段を合格できたうれしさと、満点合格にびっくり」と笑顔を見せた。
段位暗算検定試験は掛け算、割り算、見取り算の3種目があり、制限時間は1種目3分。1種目40問の200点満点なので、琴音さんは3種目とも1問も間違えることなく合計600点満点だった。宮城校長は「満点での合格は全国的にも珍しい」と驚く。
宮城校長によると、琴音さんは「計算を解くスピードにたけている」という。「まじめにコツコツと練習に打ち込み、誤った解答を見つけると、自分がなぜ間違ったのかを必ず確認する。その習慣が満点合格につながった」と評価する。
検定試験では「落ち着いて普段の練習通りに挑むことができた」と語る琴音さん。今年は珠算検定も10段を取得した。「両方取得できたのでほっとしている」と話した。
琴音さんは現在、読み上げ算やフラッシュ暗算の全国大会に向けて日々練習を重ねている。「優勝を目指して頑張りたい」と抱負を述べた。