さらば、40年愛されたシンボル 沖縄市「銀天街」アーケード 本格撤去始まる 


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本格的な撤去作業が始まった「銀天街」のアーケード=8日午後、沖縄市照屋(ジャン松元撮影)

 【沖縄】沖縄市は8日、市照屋の商店街「銀天街」のアーケードの本格的な撤去作業を開始した。市によると、工事は来年1月中旬ごろに完了する予定。撤去後は、通りを活用したイベント開催などで、商店街や周辺地域の活性化につなげていく。

 アーケードは1978年に設置され、約40年にわたり商店街のシンボルとして親しまれていた。2014年に市銀天街商店街振興組合が解散以降、老朽化による落下物の事故などが懸念されていた。

 今年7月には商店街の活性化を支援し、地域交流を図る「銀天街プラザ」が商店街内に開所。近隣住民や店主、地権者らが商店街の再起に向けて協議を進めている。

 同プラザを運営する「オフィス・イカリ」の石原イカリ代表(47)は「地域の人たちと街づくりに取り組みながら新しい風を吹かせたい」と話した。