優良企業に「OSE」「ジョブマネ」 若手育成など評価 沖縄労働局


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ユースエール企業に認定されたOSEの翁長孝博社長(右から3人目)とジョブマネの小林康裕社長(同5人目)=8日、那覇市の那覇第二地方合同庁舎1号館

 沖縄労働局(福味恵局長)は8日、若者の採用や育成に積極的で雇用管理状況などが優良な中小企業を認定する、厚生労働省のユースエール認定制度で、ソフトウエア業のOSE(浦添市、翁長孝博社長)と情報処理・提供サービス業のジョブマネ(那覇市、小林康裕社長)に認定通知書を交付した。県内での認定はそれぞれ10、11社目。

 OSEは従業員42人、有給休暇の平均取得実績は14・2日。ジョブマネは従業員8人、有給休暇の平均取得実績は7・5日。両社の過去3年間の離職者は1人。OSEは昨年から高卒を含めた採用活動を行い、ジョブマネは新卒一本で開発メンバーを募集しているという。働きやすい職場づくりのため、OSEの翁長社長は「アンケートで会社の方向をどこに持って行くか、社員から意見を募り、人事制度に反映している」と説明した。

 ジョブマネでは週ごと、日ごとで自分がやりたいこと、やるべきことを目標に定め、目標達成に費やした業務量が適切かも合わせて上長が判断するという。

 小林社長は「目的とやりがいを持ちながら働くのが離職率の低さにつながっている」と話した。