當間(那覇西) 背泳ぎ50メートル県高新 


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男子50メートル背泳ぎ しなやかな泳ぎを披露し、県高校記録を更新した當間翔太(那覇西)=13日、那覇市の奥武山水泳プール(又吉康秀撮影)

 水泳の第10回夏季総合競技大会が13日、県立奥武山水泳プールで行われ、男子200メートルメドレーリレーで那覇西第1泳者の當間翔太(同2年)が背泳ぎ50メートルの県高校新記録となる27秒64を出した。これまでの記録を0・19秒縮めた。女子自由形50メートルでも平良吏美華(沖縄SS豊見城、金城小6年)が、27秒29の県小学生記録で1位。自身が持つ記録を0・97秒縮めた。平良は女子200メートルリレーの第1泳者としても自由形50メートルの県小学生記録を上回った。

 背泳ぎの當間翔太は、この日自身1種目目の男子200メートルメドレーリレーで早々に背泳ぎ50メートルの県高新を樹立し、会場をざわつかせた。

當間 翔太

 同種目で28秒27の自己ベストを出した7月の県民体育大会から約2カ月。今大会で自己記録を0・63秒更新し、高校記録も3年ぶりに塗り替えた。専門の背泳ぎ50メートルでは、これまで県高校記録ホルダーの佐久田朝隆(沖縄国際大)が隣のレーン。終盤まで競り合ったが、當間が僅差で競り勝った。

 2年生で、今大会は通過点。来年の全国高校総体出場を狙い、標準記録突破に挑む。前年度の背泳ぎ100メートルの標準記録が59秒03で、突破まであと0・6秒だ。

 全国で戦うため、課題は山積だという。スタートは得意だが、高く飛び込む癖があり「滞空時間でロスが生まれている」。潜水してキックするバサロの威力も満足していない。當間は「飛び込みとバサロキックの強化を来年夏までに修正したい」と改善を誓う。

 全国高校総体での表彰台も狙い「冬もっと練習を重ね、来年全国に行きたい」と前を見据えた。

(上江洲真梨子)