昨年10月に焼失した首里城の“在りし日の姿”を仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術で見られる体験会が19日から11月30日まで首里城公園で行われる。「首里城VRゴー」と題した体験会では、コンピューターグラフィックス(CG)で立体的に描かれた首里城の周辺を歩き回る仮想体験ができる。首里城有料区域内に体験ブースを設置する。体験は無料。
「VRゴー」はNTTコミュニケーションズ(東京)やキャドセンター(同)、沖縄美ら島財団が企画した。
VRゴーグルを使った体験ではコントローラーを使って前後左右に動き回り、首里城正殿周辺を見ることができる。ARは専用タブレットを持つ人の動きに合わせて映し出される画像の角度が変わり、建物付近を歩き回る体験ができる。時間は午前10時から午後4時。世誇殿前では、シルバーウイーク期間のイベントとして19~22日の4日間、琉球古典音楽のミニライブもある。