自然の力で地域照らす 丸正開発、糸満の照屋自治会に街路灯 「災害時、避難者も安心」


社会
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太陽光や風力で発電、蓄電できる「独立電源型 NTNハイブリット街路灯」を寄贈した丸正開発の大城達樹代表(右から2人目)と、照屋自治会の大城英俊自治会長(同3人目)ら=糸満市照屋公民館前

 【糸満】沖縄県糸満市照屋にある丸正開発(大城達樹代表)がこのほど、地元の照屋自治会に、太陽光や風力で発電できる独立電源型「NTNハイブリット街路灯」1機を無償で寄贈した。蓄電も可能で、停電を伴う災害時に周囲を照らすことができる。8月中に、避難場所になっている照屋公民館前に設置された。大城代表(36)は「地域に必要とされる物を寄贈することができてうれしい。明かりがともっているだけで、避難者はいくらか安心できるはずだ」と話した。

 寄贈を受けた同自治会の大城英俊自治会長(65)は「新型コロナウイルス感染症の影響もあって、住民の不安な気持ちはより大きくなっている。そんな中、地域を明るく照らしてくれる街路灯は非常に心強い」と笑顔を見せた。