沖縄県の発展に貢献 5氏の功績たたえる 琉球新報賞


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第56回琉球新報賞を受賞した(前列左から)八木政男氏、鎌田佐多子氏、比嘉正輝氏、(後列左2人目から)國場馨氏、牧野浩隆氏、来賓の玉城デニー知事。後列左端は玻名城泰山琉球新報社社長=24日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 琉球新報社は24日、第56回(2020年度)琉球新報賞の贈呈式を那覇市泉崎の琉球新報ホールで開いた。沖縄振興・自治、経済・産業、社会・教育、文化・芸術、スポーツの各分野で活躍し、県の振興や発展に貢献した5氏の功績をたたえ、賞状と記念品を贈った。

 受賞者は牧野浩隆氏(元沖縄県副知事)=沖縄振興・自治功労、比嘉正輝氏(リウボウグループ代表)=経済・産業功労、鎌田佐多子氏(前沖縄女子短期大学学長)=社会・教育功労、八木政男氏(県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者、沖縄芝居役者)=文化・芸術功労、國場馨氏(沖縄陸上競技協会会長)=スポーツ功労=の5氏。

 贈呈式で琉球新報社の玻名城泰山社長は「それぞれの道を極めた方々ばかり。輝かしいオーラがホールを包んでいる」とあいさつした。

 来賓の玉城デニー知事は「長年にわたり各分野に精励され、沖縄の発展に貢献された。このたびの受賞は皆さまの長年の功績が高く評価されたものであり、深く敬意を表する」と受賞者をたたえた。今後の沖縄の発展に向けて「引き続き県勢発展のため、お力添えをたまわりたい」と述べた。