飽くなき情熱130人が祝福 琉球新報賞に受賞者の5氏、喜びと感謝 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
贈呈式の後、招待客を見送る受賞者ら=24日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた第56回琉球新報賞の贈呈式は、新型コロナウイルスの影響で招待客を限定するなど、例年より規模を縮小した。来場者は約130人。受賞者らは沖縄への思いを熱く語り、家族や共に歩んできた人々らと喜びを分かち合った。

 自立型経済構築への礎を築いた元副知事の牧野浩隆さんは「これをきっかけに何かやれということだと思う。今後も頑張りたい」と思いを新たにした。

 リウボウグループ代表の比嘉正輝さんは「リウボウの職員、取引先、リウボウを愛していただいた、県民の皆さまのおかげだ」と感謝した。

 読書教育発展に貢献した前沖縄女子短期大学学長の鎌田佐多子さんは「沖縄の子どもたちが感性を磨き、バランスよく育ってほしい」と期待を込めた。

 県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者の八木政男さんは、うちなーぐちであいさつし、新報賞を心待ちにしていたことを明かした。琉歌も披露した。

 沖縄陸上競技協会会長の國場馨さんは「本県のアスリートが五輪や国際大会で県民を感動させ、誇りと勇気を与えることを期待したい」と夢を膨らませた。