政治

社大党委員長に高良鉄美参院議員 「結党の理念を実現」

社大党の新たな委員長に就任した高良鉄美参院議員=26日、那覇市の八汐荘

 社大党は26日、那覇市の八汐荘で臨時の党大会を開き、大城一馬委員長の後任に参院議員の高良鉄美氏(66)を充てる人事案を全会一致で承認した。今年10月末に結党70周年を迎える社大党は高良委員長の下、記念式典の開催などを予定している。

 大城氏は今年6月の県議選で自身が落選したことを踏まえ、任期を待たず辞任する意向を執行委員会に伝え、了承されていた。

 新委員長に就任した高良氏は「沖縄の土着政党として住民の福祉向上や自立経済の確立を綱領に掲げてきた。委員長として結党の理念を実現していくことに力を注ぎたい」と述べた。

 社大党は当初、8月に党大会を開き、委員長人事を決定する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会を延期していた。




■高良新委員長インタビュー 原点戻り党勢拡大

 社大党の第13代委員長に就任した高良鉄美氏と記者団のやりとりは次の通り。

―10月に結党70年を迎えるが、低迷が続く。党勢拡大にどう取り組むのか。

 「社大党の歴史を知ってもらえれば、若い世代も党に引き込むことができると思う。そのために原点に立ち返り、地域を回りたい。昨年の参院選で県内全域を回ったが、社大党の理念に共感する人が多いことに気付いた。研究職にいた経験も生かし、大学教授らと協力して、基地問題や沖縄振興に関する勉強会や専門家委員会のようなものを立ち上げ、党員に関係なく若者らを支援していきたい。若者が夢を持てる党にし、ウイングを広げたい」

―委員長として取り組みたい施策はあるか。

 「米軍基地の問題や沖縄の自治権を巡る問題が戦後から連綿と続いている。沖縄唯一の土着政党として沖縄の文化を再生させたい。くしくも首里城が燃えた10月31日は結党日だ。首里城の早期再建と、首里城地下にある第32軍司令部壕の保存公開に力を注ぐ」

―年内の衆院解散総選挙が取り沙汰されているが、どのように取り組むか。

 「大きな塊である『オール沖縄』の中で『接着剤』としての役割を果たしていきたい。私が当選した参院選でも社大党が接着剤の役割を担った。社大党は本来、ウイングの広い政党で、県内の各政党が中央政党に系列化される中、社大党だけは存在を守った。責任政党として社大党の理念を実現する」


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