【多良間】多良間幼稚園(與那覇盛彦園長)の園児15人は16日、多良間村字塩川の小禄清子さん(80)の自宅を訪問し、手作りのお守りをもらったお礼にと折り紙で作った花束をプレゼントした。園児は一人ずつお礼の言葉を書いた色紙も贈り「ありがとうございます。いつまでも元気でいてください」と感謝した。
お礼はお守りをもらった時から計画していたが、新型コロナウイルスの影響で休園や村内の交流自粛などがあり延期していた。自粛期間が明けたことや敬老週間に当たることから16日に届けた。
小禄さんはかつて手芸店を営んでいた。雑貨なども販売しており、村内の子どもたちがお小遣いを握りしめて買い物に行くなど手芸店は子どもたちの交流の場所だった。園児らの訪問で久しぶりに小禄さん宅が子どもたちの声でにぎわった。
幼稚園の奥平さゆり教諭は「お守りを頂き、子どもたちは大喜びで通園バッグに飾っている。子どもたちを大切に思っていただいていることに感謝の思いです。今日の関わりを通してお年寄りをいたわり、大切にする優しい心が子どもたちに芽生えてほしい」と話した。
(清村めぐみ通信員)