麻酔科医の金城さんに「ロッキーチャレンジ賞」日米の学術交流に貢献


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金城さくらさん(提供)

 外界志向でチャレンジ精神があり、沖縄の若者にとって目標となる県出身者に贈られる「ロッキーチャレンジ賞」を主催する仲村巌チャレンジ基金は2020年(第11回)の同賞を米カリフォルニア大サンフランシスコ校の麻酔科医、金城さくら臨床教授=沖縄市出身=に贈る。11月7日に第5回琉大未来共創フォーラムのウェブ会議で授与式が行われる。

 金城さんは琉球大医学部を卒業後、在沖米軍の海軍病院などで研修し、02年から琉大医学部麻酔医科講座助手、05年から米カリフォルニア大サンフランシスコ校麻酔科学講座講師、09年から同大同校の整形外科病院麻酔科部長を務める。最先端の米医学界で活躍し、日米学術交流の担い手として積極的に活動していることなどが評価された。

 ロッキー賞は那覇市出身で元日産ディーゼル工業社長の仲村巌さん=神奈川県=が私費で2010年に設立した。授与式で賞金100万円と盾が贈られる。