県内工業地の平均変動率はプラス11.6%(前年は同13.9%)で、7年連続の上昇となった。県全体で工業地の供給が少なく、新型コロナウイルス感染症の影響下でも県内の物流需要は底堅いことから、基準値5カ所全てが上昇した。上昇率は6年連続で全国トップだった。
豊見城市豊崎がプラス28.9%と、工業地の基準値として全国1位の上昇率を記録した。国道331号バイパス豊見城道路と糸満道路の4車線化で那覇空港、那覇市街地へのアクセスが向上している。
那覇港周辺の工業地域に比べ割安感があり、引き合いが強い。
宜野湾市大山は10.5%、浦添市勢理客は8.1%、西原町小那覇古茶川原は7.2%、南風原町津嘉山川下原は3.3%の上昇率だった。