バスケBリーグ2日開幕 A東京の津山、プレーの質向上に決意


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ポイントガードとしてゲームコントロールする津山尚大(アルバルク東京提供)

 プロバスケットボールBリーグが2日、開幕する。トップチームをさらなる高みに押し上げようと奮起する者、地域の思いを背負ってプレーする者。今季も各チームで県勢の躍動が見られそうだ。1部の常勝軍団、A東京で腕を磨く津山尚大(北谷中―福岡大付大濠高出)に、新シーズンに向けた決意を聞いた。(長嶺真輝)

〈充実〉高い質を体現へ

 昨季はプレーオフを前にシーズンが終了となり、リーグ3連覇への「再挑戦」を今季のテーマに掲げるA東京。昨季途中から在籍する津山尚大は、練習中から日本代表エースの田中大貴や同じポイントガードの安藤誓哉らとマッチアップし、最高の環境で「毎日刺激を受けている」と充実した表情を見せる。

 名将ルカ・パヴィチェヴィッチHCの下、細やかな戦術を身上とするチームで、津山の役割は「激しい守備から勢いをもたらし、ガードとしてチームをコントロールすること」の二つだ。「一つ一つのプレーに高い質が求められるので、体現したい」と奮い立つ。

 8月中旬には新型コロナウイルスに感染。検査結果が確定する前は「めっちゃ不安だった」と言うが、熱などの自覚症状はなかったという。後遺症もなく、開幕を前に体調は万全だ。

 昨季はカナダのプロチームに志半ばで契約を打ち切られたが、今も海外挑戦への熱意は衰えていない。「もう1年、ルカHCの下で学び、来季はトライアウトを受けるなど早めに動きたい」と展望した。