バスケ2部仙台の金城「課題修正し昇格したい」 Bリーグあす開幕


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
フローターシュートでブロックをかわす金城茂之(仙台89ERS提供)

 プロバスケットボールBリーグが2日、開幕する。今季も各チームで県勢の躍動が見られそうだ。昨季はシーズンの途中終了であと一歩1部昇格に手が届かなかった2部仙台の金城茂之(北中城高―大東文化大出)に、新シーズンに向けた決意を聞いた。 (長嶺真輝)

 

〈上へ〉課題修正 昇格狙う

 

 昨年のオフシーズン、チームの創設以来12年間所属した琉球ゴールデンキングスを離れ、仙台へ移籍した金城茂之。昨季は思うような活躍ができなかったが、今はチームの連係が改善し、プレーに余裕が出てきているという。新天地の2年目に向け「1部に昇格したい」と意気込む。

 

 昨季は東地区首位でシーズンを終えた。シーズンの上位2チームが1部に昇格できたが、全体での勝率は3位で一歩届かず。それでも「コロナうんぬんではない。上位2チームが力も抜けていた。自分たちを見詰め直し、しっかり課題を修正している」と前を向く。

 

 チーム最年長の35歳。仲間に守備でのポジション取りを教えたり、攻撃でピック&ロールの起点になったりと「キングスにいた頃より役割が増えている」という。ベテランとしてチームを落ち着かせるプレーも求められている。

 

 チームの本拠地は東北の宮城県。未曽有の被害を生んだ東日本大震災から来年で10年となる。「宮城のチームに所属する選手として、できることをする。明るいニュースを届けたい」と1部昇格を誓う。