首里城復興を願う気持ちを沖縄の元気に変えようと、オリオンビールや地銀3行など沖縄県内企業14社は共催で「首里城うむいの燈(あかり)」を、10月下旬から11月中旬まで那覇市中心部と首里城で行う。「燈」をコンセプトにした三つのイベントを実施する。
28日~11月15日まで那覇市のパレットくもじイベント広場で行われる「首里城うむいの燈モニュメント」は、首里城のアウトラインをかたどった発光ダイオード(LED)ライトオブジェを設置し、その周囲をLEDランタンで明るくともす。 一般参加者500人がLEDランタンを手に、県民広場から首里城へと希望の燈を届けるウオーキングイベント「首里城うむいの燈ウォーク」は31日に開催する。30日~11月8日は首里城公園「首里杜館前広場」でビールや泡盛、食事を楽しむ「首里城うむいの燈ランタン夜市」を開く。
プロジェクト呼び掛け人の早瀬京鋳オリオンビール社長は「阪神大震災の後、神戸ルミナリエがあり、神戸の人は力をもらった。首里の町作りにも貢献できるプロジェクトにしたい」と述べた。うむいの燈は規模を拡大しながら首里城が再建される2026年まで毎年開催する予定。
現在のプロジェクト参画企業はオリオンビール、沖縄ヤマト運輸、沖縄セルラー電話、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、大同火災海上保険、OTM、沖縄製粉、沖縄ハム総合食品、光文堂コミュニケーションズ、瑞泉酒造、瑞穂酒造、識名酒造。