中城御城印、公開製作に列 筆耕者・新里さん、販売記念


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御城印の公開製作会で筆を入れる新里利浩さん=9月20日、中城城跡

 【中城】中城村観光協会(浜田京介会長)は9月20日、今年12月に中城城跡が世界遺産登録20周年を迎える記念事業として、中城城跡の「御城印(ごじょういん)」と「御城印帳」の販売を行った。御城印は全国の城で人気が高まっており、県内では初の取り組み。販売記念として事前予約をした20人に筆耕者の新里利浩さん(44)が目の前で御城印を書く公開製作会を行った。

 御城印とは、神社などにお参りした際にもらう「御朱印」の城版で、現在全国約200の城が土産などとして販売し人気を集めている。

 当日一番乗りとなった平安勝子さん、玲子さんの親子は「目の前で書いてもらい感激した。御朱印はあるが初めて御城印をもらった。大切にします」と笑顔で話した。

 大盛況の行列を見て浜田会長は「とてもうれしい。観光が元気になるようにどんどん活動していきたい」と話した。

(知念夏希通信員)