3日から県内の最低賃金が792円に引き上げられたことを周知しようと、沖縄労働局や県、連合沖縄などは2日、県庁前広場の周辺で通行者にリーフレットを配布した。
沖縄労働局の福味恵局長は「最低賃金は賃金の最低額を保障し、労働者の生活の安定、労働力と公正な競争の確保を目的に課せられているセーフティーネットだ」と訴えた。
連合沖縄の東盛政行会長は「国や県などが財政措置を展開しているが、厳しい生活環境に変わりはない」と述べ、地域格差の是正や労働者の生活安定のため、今後も時給千円の実現に向けて取り組むと意気込んだ。
県内の2020年度の最低賃金は19年度から2円引き上げ、時間額792円。最低賃金は雇用形態や国籍、年齢や年齢に区別なく、全ての労働者と、その使用者に適用される。