沖縄の食文化や国際交流を紹介 宜野座高生、大分の高校生とオンライン交流会


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 【宜野座】高校生が地域について学んだことの成果を共有しようと、沖縄県立宜野座高校は9月18日、大分県の宇佐高校とオンライン交流会を実施した。宜野座高の生徒たちは沖縄の観光や食文化、国際交流などについて調査したことを発表した。

沖縄の国際交流などについて発表した宜野座高校の生徒たち=9月18日、宜野座村の同高

 宜野座高からは2年の宜野座のりかさん、仲地彩葉さん、宮城美鈴さんの3人が参加した。沖縄での国際交流について紹介した宜野座さんは、各市町村が実施している中高生の海外派遣事業が新型コロナウイルスの影響で中止になっている現状を説明した。コロナ禍での国際交流の取り組みとして県外の事例を挙げて「インターネットを使った交流や、海外の姉妹都市の本を図書館で展示する事例などがある」と語った。

 宇佐高の生徒たちは大分県の国東(くにさき)半島で生産され、畳の材料となる「七島(しちとう)藺(い)」について発表した。地元の生産者らで作る振興会の取り組みとして「七島藺などで東京五輪の表彰台を作ることを目指している」と紹介した。

 発表後、司会を務めた名古屋大学大学院環境学研究科の香坂玲教授は「コロナ禍でどういう施策をどう展開するか考えるきっかけになったと思う」と話した。