
女子サッカーの第11回県中学校秋季大会最終日は4日、北谷町の桑江総合運動場で行われ、決勝はあげなが1―0で高江洲に勝利し、頂点に立った。創部3年目で秋季大会で初優勝した。
▽予選リーグAリーグ (1)高江洲、真志喜1勝1分(3)豊見城2敗
▽同B (1)あげな2勝(2)名護1勝1敗(3)美東2敗
▽同C (1)北谷1勝1分(2)伊良波1勝1敗(3)神森1敗1分
▽決勝トーナメント1回戦 北谷2―1名護、伊良波1―0真志喜
▽同準決勝
あげな 3―0 北谷
高江洲 1―0 伊良波
▽同決勝
あげな 1―0 高江洲
▽強化リーグ (1)豊見城2勝(2)神森、美東1敗1分
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<ハイライト>シュート19本 終始攻め続け
前半8分、あげなのMF安慶名希乃香が中央から前線へスルーパス。受けたMFマクラン・ケイラはDFと競り合いながらドリブル。「GKの腰が高かった。足下に隙が見えた」と、マクランが落ち着いて右足でシュートした。マクランが「これで勝てる」と思った通り、決勝点となった。
あげなは終始主導権を握り、シュートを19本放った。しばしばこぼれ球からカウンターを受けたが、センターバック南風原琉依が身体を張って攻め込ませない。高江洲のシュートを1本のみに抑えた。予選からの計4試合で1点しか与えなかった。
この大会で3年生9人が引退。これまでチーム内はまとまりに欠けていたが、大会が近づくとミーティングなどで団結が深まった。昨年の秋季は準優勝、1月の新人大会で優勝したが、7月の夏季は準優勝だった。南風原は「最後の大会は絶対優勝すると決めていた」と有終を喜んだ。
3年間を振り返りマクランは「けんかすることもあったけど、このチームでよかった」と笑顔。進学後もサッカーを続けるGK外間璃子主将は「強豪のコザに行ってもっとうまくなりたい」と意欲を燃やした。
(古川峻)