沖縄のアート作品Tシャツに グラニフと県立博物館・美術館がコラボ


この記事を書いた人 アバター画像 上里 あやめ
コラボTシャツをアピールする亀海史明さん(左)と金城正仁さん=8日、沖縄県立博物館・美術館

 Tシャツを専門で扱うブランド、グラニフ(本社・東京)と沖縄県立博物館・美術館がコラボレーションしたアートのTシャツがグラニフの公式オンラインストアで販売されている。同館が企業とのコラボで商品化するのは初めて。

 グラニフが全国の美術館所蔵作品から各1作をTシャツにする企画の第12弾。沖縄からは同美術館のコレクション展「沖縄美術の流れ」(11日まで)に展示中の川平恵造さんの絵画「Now…(2)」(1983年)をデザインした。

 川平さんの絵画は復帰後の1978年7月30日、右走行から左走行に変更された通称「ナナサンマル(7・30)」がモチーフ。沖縄の景色と心象風景を融合させたシュールな作品だ。

 同館学芸員の亀海史明さん(33)と広報営業担当の金城正仁さん(33)は「Tシャツを通して少しでも美術作品に親しんでもらえれば」と話している。ミュージアムショップ「ゆいむい」でも9日から注文を受け付ける。問い合わせ先は(電話)098(941)0749。グラニフのオンラインストアはQRコードから。