川満、県勢最高の3位 女子ゴルフ「かねひで美やらびオープン」


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18番 バーディーを狙いパットを放つ川満陽香理=10日、名護市喜瀬のかねひで喜瀬カントリークラブ(新里圭蔵撮影)

 3日間通して安定感のあるプレーを展開した川満陽香理が最後まで優勝争いに絡んだ。首位と2打差で県勢最高の3位で終えた。初日をイーブン、残り2日を1アンダーで回り、ボギーは3日間で六つのみ。「今まではスコアの出入りが多かったが、ボギーを少なくできた」と成長を実感しているようだった。

 午後からの雨天で約40分の中断。最終組でプレーを待たされる時間も多かったが「どうにか集中力を切らさないよういっぱいいっぱいだった」と中断時間で気持ちを整理した。再開の9番以降も崩れることはなく、14番のパー3では会心のバーディーを奪った。ほぼ毎週、県外の大会を転戦しているが「疲れは意外に感じなかった」と笑顔も見せた。8月のステップアップでの5位を上回る成績を残した。

 今大会多くのバーディーチャンスに恵まれたが、カップ手前で微妙に切れるラインに手こずった。「優勝するためにはバーディーをもっと決めていく力が必要。ラインにタッチを合わせていく自分なりのストロークを身に付けたい」とさらなる飛躍を誓った。

 (大城三太)