児童1人にノートPC1台 泊小が民間協力学習で「家族旅行」発表


社会
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1人1台貸与されたノートパソコンを使ってまとめた、家族と行きたい旅行について発表する5年生=那覇市の泊小

 沖縄県那覇市の泊小学校(田名真利校長)でこのほど、沖縄STEM教育センターの飯塚悟理事を招いた出前授業が開かれた。授業づくりのイメージを教員に伝えることを目的に、5年生と3年生の児童が「家族と行きたい旅行」についてパソコンを使って発表した。

 STEMは同小でコンピューターを使った授業づくりを支援している。児童はノートパソコンを1人1台貸与され、自宅に持ち帰って使用しているという。授業の前に家族が希望する旅行先を聞いて、その場所について調べて1~2枚のスライドにまとめた。

 飯塚さんは操作技術だけでなく、子どもが1人1台のパソコンを持つという、今までにない授業づくりについても助言している。「時間と物さえあれば子どもはどんどん自分で使っていく。パソコンを表現の道具として活用しやすい場づくりが大切だ」と話した。