沖縄振興計画、河野防衛相が「市町村も経済分析を」


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2021年度に期限を迎える現行の沖縄振興計画の検証を巡り、河野太郎沖縄担当相は13日の会見で、ビッグデータを活用した地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」の運用を県内の自治体側に促す考えを示した。

河野氏は現行の振興計画の検証作業で活用を進めているリーサスについて「使っていない自治体もある」と指摘。「県内の市町村にリーサスを使った経済分析をできればやっていただきたい」と注文を付けた。「場合によっては内閣府から説明する」として内閣府が運用方法について主導する考えも示した。

検証作業には、12~14日まで現地視察に訪れていた岡下昌平政務官が当たるとし「(県内各自治体と)しっかり議論してほしい」と述べた。

また、岡下氏が松川正則宜野湾市長との会談で、同市の米海軍病院のビッグデータ活用を提案した点について問われ、「いろいろなことが考えられる。それぞれ地域の特色を生かしてやっていただきたい」とした。