闘鶏、沖縄全県で禁止を 糸満市議会が意見書で県に求める


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保護された闘鶏

 【糸満】糸満市議会は15日の臨時議会で、沖縄県と県議会に対して、闘鶏を禁止する条例の制定を求める意見書を全会一致で可決した。金城悟市議が提出した。同市議会では9月定例会で、闘鶏禁止条例の制定を求める陳情について「市内で開催されている実態がつかめていない」「要請の本来の目的は県議会での条例制定の可決」であることなどを理由に、反対多数で不採択となった経緯がある。

 今回可決された意見書では「闘鶏を禁止するためには、一自治体ではなく県内全体を対象とした条例制定しかない」として、「県において闘鶏の実態調査や遺棄・虐待の抑止に対する広報なども行い、闘鶏を禁止する条例を制定することを求める」とした。