大盤将棋 頭も体もフル回転 沖縄市で大会 プロの指導も


社会
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3メートル四方の大盤と駒で対局する参加者ら=11日、沖縄市の県総合運動公園郷土館

 【沖縄】「第7回KENSO将棋王決定戦大盤将棋」(主催・県総合運動公園指定管理者トラステック)が11日、沖縄市の県総合運動公園郷土館で開催され、小学生から大人まで23人の将棋ファンが参加した。大会にはプロ棋士の島本亮五段も訪れた。参加者を激励したり、希望者に指導対局をしたりするなどして普及に協力した。

 大会はトーナメント制で、準々決勝から3メートル四方の大盤で指された。対局者は動かしたい駒まで自身が移動しなければならず、駒を動かした後は持ち時間を示す対局時計を押さなければならないため、棋力と体力の両方を駆使して対局を楽しんでいた。

 参加した豊浜劉馬さん(小3)は「参加は今回で2回目。動いたり頭を使ったりして大変だった」と話した。

 優勝した金城拓聖さん(那覇市立松島中2年)と記念対局した島本五段は「体力がないと足腰にくるので若さが必要です」と汗ばみながら話した。

 準優勝は城間永世さん(一般)だった。