汚濁防止膜設置 旧桟橋で始まる 名護市安和、撤去向け


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安和旧桟橋の横にクレーン台船が停泊し、オレンジ色の汚濁防止膜の作業が進められた=16日午後5時ごろ、名護市安和(沖縄ドローンプロジェクト提供、小型無人機で撮影)

 琉球セメントが名護市辺野古の米軍新基地建設用の土砂搬出のために使用していた安和旧桟橋の海上で16日、汚濁防止膜の設置が進められた。膜設置の作業が終わり次第、旧桟橋の撤去が始まるとみられる。

 琉球セメントによる汚濁防止膜の設置は、安和旧桟橋のそばに停泊するクレーン台船で行われた。

 安和旧桟橋は今年3月末で使用期限が切れたが、橋の撤去・解体のみ行うことを条件に、県が4月から11月末まで桟橋の「使用許可申請」を認めている。

 作業の様子を小型無人機(ドローン)で確認した「沖縄ドローンプロジェクト」の奥間政則さんは「撤去作業の方法によって海の濁り方が大きく異なる。今後の作業を注視しなければいけない」と語った。