「型100回」力強く練習 きょう空手の日  流派超え子どもら30人


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突きの練習をする子どもたち=23日、嘉手納町水釜の嘉手納地区児童館

 【嘉手納】25日の「空手の日」を前に、剛柔流や本部流、沖縄拳法空手道協会拳友会の子どもたち約30人が23日、嘉手納町水釜の嘉手納地区児童館に集い、同じ型を100回練習するチャレンジイベントを行った。主催した拳友会の喜屋武徹館長によると「同じ動作をひたすら続けることで型を体に染み込ませ、忍耐力を鍛えること」が目的。子どもたちは約1時間半かけて各流派の基本の型を丁寧に繰り返し、爽やかな汗を流した。

 各団体は互いの流派を学び合おうと年4回ほど集まって交流会を実施している。今回は練習風景を動画や写真に収め、読谷村文化協会などに投稿するほか、交流のある米国の一心流などにも送るという。

 9月から道場へ通い始めたという剛柔流の奥松琉樹さん(9)=うるま市立中原小3年=は「初めての挑戦。汗だくになるが最後まで頑張る」と気合十分だった。拳友会のデヘスース・レイラさん(8)=読谷村立古堅南小2年=は「空手は真剣に取り組むところが楽しい。得意の蹴りをもっと頑張りたい」と話した。