芸能・文化
首里城焼失1年

鎌倉芳太郎の首里城「寸法記」公開 尚穆王の「御後絵」も 県立芸大図書館 

国指定重要文化財の「資料・調査記録ノート」70冊=23日、那覇市首里当蔵町の沖縄県立芸術大学付属図書・芸術資料館

 沖縄文化史の研究に尽力した鎌倉芳太郎氏(1898~1983年)と首里城をテーマにした展示会「琉球の芸術・文化に魅せられて」が23日、那覇市首里当蔵町の県立芸術大学付属図書館・芸術資料館で始まった。沖縄文化の保存・復興に果たした鎌倉氏の役割や戦前の首里城の姿を知ることができる。11月3日まで。入場無料。

 鎌倉氏は型絵染作家で人間国宝。鎌倉氏が琉球の美術、工芸や民俗の研究内容を記録した国指定重要文化財の「資料・調査記録ノート(全81冊)」70冊や、大正・昭和期の首里城を撮影した写真などを展示。鎌倉氏が書き写した「寸法記」(1768年に首里城正殿を修理した記録)も公開している。

 展示では鎌倉氏がモノクロで撮影した原画の写真を基に彩色復元された第二尚氏第十四代国王、尚穆王(しょうぼくおう)の「御後絵(おごえ)」も初公開された。2007年からの首里城復元プロジェクトで復元し、首里城火災後に東京芸術大学から沖縄に届けられた。

 同資料館の中島アリサ学芸員は「沖縄文化研究の基礎になっている貴重な資料だ。首里城についてもよく分かる展示会なので、多くの人に見に来てほしい」と来場を呼び掛けた。問い合わせは同資料館(電話)098(882)5038。



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