平和作文コンクールで最優秀賞 那覇高校の生徒が原爆を題材につづり


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前原 芽衣さん

 原水爆禁止日本国民会議が被爆75年事業として初めて開催した高校生「平和」の作文コンクールで、那覇高校1年の前原芽衣さん(16)の作品「アメリカの原爆、日本の原爆」が最優秀賞に輝いた。コンクールでは高校生の平和に対する考えや体験などをつづり、全国から作品53点の応募があった。28日までに結果が発表され最優秀賞2人、優秀賞5人、審査員特別賞3人がそれぞれ選ばれた。

 前原さんの作品は、19年夏にテレビニュースで見たアメリカと日本の原爆の捉え方の違いや、平和とは何かについて書いた。さまざまな視点から戦争を知り、平和を追求し続けることや相手を理解する姿勢を忘れないことが、戦争・平和への向き合い方だと考えると主張した。

 前原さんは「体験者が少なくなる中、私たちの世代が正しい情報を伝えるためにさまざまな視点で戦争を学び、伝えたい」と話した。