高級ホテル「フォーシーズンズ」沖縄初進出 恩納通信所跡に24年開業


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
ホテルの地鎮祭でくわ入れをするベルジャヤ沖縄ディベロップメントの陳酊仰代表取締役(左から4人目)と長浜善巳恩納村長(同5人目)ら関係者=28日、恩納村

 【恩納】恩納村の恩納通信所跡地で、11月にホテル「フォーシーズンズリゾートアンドプライベートレジデンス沖縄」の建設が始まる。2024年の開業を予定する。約40ヘクタールの敷地にホテルや分譲コンドミニアムなどを備え、恩納村内でも最大規模のホテルになる。

 マレーシアで金融・不動産開発などを手がけるベルジャヤ・コーポレーションと、世界各地で高級ホテルを運営するフォーシーズンズホテルズアンドリゾーツグループ(カナダ)が協力する。設計は隈研吾建築都市設計事務所(東京)などが手掛ける。

 フォーシーズンズが運営するホテルは県内初進出になる。ホテル棟2棟(122室)、分譲コンドミニアム棟(123室)、ホテルヴィラ5棟、分譲ヴィラ28棟などを建設する。総額約1千億円規模の巨大プロジェクトになる。

 28日、建設予定地で起工式が開かれた。ベルジャヤ創業者のタン・スリ氏はビデオメッセージを寄せ「最高クラスのホテルになることを確信している。この地での複合開発プロジェクトには大きな可能性があり、沖縄の経済発展にも大きく貢献することを信じている」と述べた。
 長浜善巳村長は「夕日や砂浜がきれいな場所で(建設は)地域にとっても有益で誇りだ」とあいさつした。