経済

星空観光の可能性、海外事例交えシンポ 西表石垣国立公園でのあり方討議

 石垣市と竹富町などが主催した「ダークスカイツーリズム(星空観光)」のシンポジウムは、星空を観光資源としている海外の事例が紹介され、環境を生かしたツーリズムの推進について話し合われた。

 石垣市と竹富町にまたがる西表石垣国立公園は、国際ダークスカイ協会(米アリゾナ州)から国内で唯一「星空保護区」に認定されている。同協会プログラムマネジャーのアダム・ダルトン氏がビデオメッセージを寄せ、米国で星空観光を推進した地域の観光消費額が増加している事例などを紹介した。ダルトン氏は、日本の離島や東北などは光害(ひかりがい)が少ない地域が存在していることから「日本はダークスカイ活動や光害対策でアジアのリーダーになれる可能性がある」と述べた。ニュージーランドのテカポで星空観光に取り組む小澤英之氏は、コロナ禍で外国人客が減少したものの、同国内では星空観光への関心が高く、国内客が増加していることを紹介した。

 パネルディスカッションは国際ダークスカイ協会東京支部代表の越智信彰東洋大准教授がコーディネーターとなり、小澤氏、星空H2O八重山地域振興会の友利恵子代表、環境省西表自然保護官事務所の竹中康進氏が登壇した。竹中氏は光害が野生生物に与える影響を説明し「星空保護区の取り組みの中でツアーのルール化、光害の対策が進むことで、西表石垣国立公園の野生動物が生息しやすい環境の保護につながる」と提言した。



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