具志川商の九州初勝利に応援の保護者ら約30人は大興奮だった。そろいのマスクに紫のTシャツ、校名入りのタオルで応援。勝利が決まるとタオルを掲げ「よくやった、おめでとう」と指笛や拍手でたたえた。
「よく踏ん張った」と声を大にしたのは粟國陸斗主将の父・直義さん(46)。観戦中は思わず声が漏れてしまうこともあったという。試合後は「具志川商らしい野球ができた」と奮闘を褒めた。
初の先発で完投を遂げた新川俊介投手の父・勉さん(51)は「初回から、はらはらした」と祈るようだったが「すぐに追い付いてくれたので落ち着いて見ていられた」と言う。あと1勝でセンバツ出場の目安となる4強入り。「甲子園まで連れて行ってほしい」と期待した。