沖縄・うるま市とハイサイ探偵団がタッグ 動画で市の魅力PR


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動画撮影で肉を焼く県内ユーチューバー「ハイサイ探偵団」のメンバーら=10月23日、うるま市与那城饒辺のうるまドーム

 【うるま】沖縄県うるま市は、県内の人気ユーチューバー「ハイサイ探偵団」と共同で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける市内事業者の支援を始めた。10月23日、メンバーのうち4人が市与那城饒辺の宿泊施設「うるまドーム」でバーベキューなどを楽しむ動画を撮影した。動画を通して市をPRする。

 この事業は「インフルエンサーによる市内経済活動広報事業」の一環。ハイサイ探偵団には、うるま市出身者が多い。動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネル登録者数は106万人を超え、市は事業者の支援効果が高いと見ている。

 この日、探偵団は近くの川で魚を釣ったり、バーベキューで肉を焼いて食べたりする様子を撮影した。オート三輪車「トゥクトゥク」にも乗り、市の観光名所である海中道路をドライブする様子も収録した。動画は11月上旬ごろからユーチューブのチャンネル内で視聴できる。

 メンバーは「新型コロナの報道が多い中、自分らにできることは何か考え、協力した。地元からの依頼はうれしかった」と語った。うるま市の良いと思う点について「食べ物がおいしい」「釣りが楽しめる」などを挙げた。

 動画は、チャンネル内に残り続けるため、市は継続的なPR効果が期待できると見込んでいる。市は今後もハイサイ探偵団とタッグを組み、事業者支援の動画を制作する予定だ。