崎原盛秀さん死去 86歳、「反CTS闘争」をけん引 


社会
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崎原盛秀さん

 「金武湾を守る会」代表世話人として石油備蓄基地反対運動(反CTS闘争)をけん引した、学び考え行動するうるま市民ネットの元共同代表、崎原盛秀(さきはら・せいしゅう)さんが4日午後5時6分、病気療養中のところ、うるま市の自宅で死去した。86歳。西原町出身。自宅はうるま市喜屋武。告別式は6日午後3時から3時45分、うるま市兼箇段1740の1、セレモニー中頭で。喪主は妻千代子(ちよこ)さん。 

 反CTS闘争に続く白保の新石垣空港建設反対運動、東村高江へのヘリパッド建設からやんばるの森を守る闘いなど数々の住民運動の第一線に立ち続けた。2012年に最高裁で訴えが棄却された靖国合祀(ごうし)取り消し訴訟の原告。

 沖縄平和市民連絡会の事務局長を歴任した。近年は、辺野古新基地建設の反対運動にも関わり、「沖縄人の人権、人間としての尊厳、生存権をも無視する不条理な政治を沖縄民衆は直視し、緊張感を持って対応しなければならない」と語っていた。