沖縄大交易会は初のオンライン商談に 試食は配送で 9日開幕


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9日からオンライン商談会を開始する沖縄大交易会について説明する小禄邦男実行委員長(左)と玉城義昭事務総長(右)=6日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 沖縄大交易会実行委員会は6日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで会見し、初の取り組みとなるオンライン商談会を9日から2021年2月26日まで開催すると発表した。

 6日現在でサプライヤー(商品製造業者)は国内349社、バイヤー(購入業者)は海外177社、国内59社の計236社が参加し、千回程度の商談を予定している。

 大交易会は国内最大規模の国際食品商談会。19年は2日間でサプライヤー342社、バイヤー304社が参加した。小禄邦男実行委員長は「リアル商談会のノウハウを生かしながら、いつでもどこでも何度でもというオンラインならではのメリットを活用し、参加者が満足できる商談環境を提供する」と話した。

 対面での商談会を希望する声も強いことから、21年度以降に向けて「リアルとオンラインのハイブリッドで開催できるように取り組んでいく」と話した。

 食品商談会は、試食によって成約が決まることも多い。サプライヤーが国内バイヤーに商品を小口配送することで試食を可能とした。海外バイヤーに対しては、台湾、シンガポール、香港に会場を設けて試食機会を提供する。

 同実行委員会では、11月末までサプライヤー、バイヤーの参加を受け付けている。問い合わせは事務局を担う県産業振興公社(電話)098(851)7463。